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IvyBridgeから乗り換えるか考えてみる

現構成を最後に組み替えたときの状態。今の写真は・・・掃除が必要。
こんにちは、ゆきてるです。
AMD Ryzen Zen4とIntel Raptor Lakeで自作PC界隈は盛り上がっていますね。
そんな私はタイトルにある通り、Intel IvyBridge現役ですがそろそろ考えても良い時期かなと価格面を調べてみることにしました。

現状ってどうなの?

正直、困っているわけではない。
普段使いしている感じでは不満はないといっても良い。

ただ、いい加減10年近く前のものになるし、定期的に情報を得てはいても新しいものに触れていないので、今回AMDのプラットフォーム刷新とIntelも13世代を出してきたタイミングで良い機会なので考えてみようかなーと、そういう感じです。

あとは、こうやって整理しておくと自分でも振り返れますからね。

全然動くんですよ

ところで、現在はどういう感じなのか。
CPUがi7-3770kで4C/8T。メモリがDDR3-2133(CL9)で16GB積んでいます。 PCI-ExpressもGen3でM.2なんて乗りません。

うろ覚えですが、Ryzenが出てくるあたりまではIntelの目覚ましい進化がなかったので新しく買い替えることもなく使ってました。
Ryzenすごい!と思っていた時期は仕事が・・・・・・ね。

新しいゲームをするにもGPUだけ取り替えて満足できていました。
実際今でも壊れずに動いています。
いっそ壊れてくれたほうが必然的に買い替えに走ると思って、殻割したりOCしたり本格水冷入れたりしてました。
この話は別の機会にでも。

不満をあげてみるとすれば

仕事はエンジニアなんですが、職場のPCはIntel10世代です。
職場と比べて仮想環境を使ったりコード書いたときの静的解析などが、家で個人開発しているときに若干もたつくなという感じ。
使えないわけではないけど、開発環境はやっぱり良いに越したことはない。

それにしてもモバイル版なので同じ4C/8Tなのに違うもんなんですよね。
動作周波数とDDR4メモリでこうも変わってくるんだなとしみじみ。

新しいものに触れたい

当時からすると色々と変わっていますよね。
メモリがDDR5になったり、PCI-ExpressもGen5が付いていたり。*1

ストレージに関しても、M.2(NVMe)という規格で転送速度もSATA時代に比べてはるかに速くなりました。
当時はHDDからSSDに変えた驚きがすごくて、これ以上速くなるのか!?と思っていましたが出初めのころの印象は熱いし、サーマルスロットリングも起きるしすぐに買い替えなくても良いんじゃないかという結論に落ち着きました。
現在ではマザーボードヒートシンクが付いているのは、エントリーモデルじゃなければ当たり前で問題も解消されているように思います。

こう新しくなることを考えるとワクワクしますね!

パーツについて

CPUはIntelAMDマザーボードASUS
縛りというわけでもないですが、概算で考えたほうが楽なので現在使用しているメーカーで固定しようと思います。
メモリはG.SKILLなんですが、JEDEC基準で考えたほうが分かりやすいのでSanMaxで考えようと思います。*2
マザーボードもメモリも、たくさんの製品がありますからね。

ということで取り扱いもあるarkさんを価格基準にします。

GPUはゲームを最近していないので流用。電源、ケースその他も流用できそうなので基本3点セットを替えたらどうかで考えます。

M.2のSSDも考えるべきですが、どのマザーボードを選んでも付いているみたいなので一旦置いておきます。
買うとしたら容量1TBでREAD性能が、1万円強で3.5GB/s、2万円弱で7.0GB/sのざっくり2択だと思ってます。どっち買っても速い・・・

CPU

CPUはOCしなくても良い方向で考えます。
個人的好みなので本来考慮しないほうが良いが、CPUコアは同じだと面白くないので倍の8コアより上を基準にします。
描画機能も基本載っていないほうがあればそちらで全体的に安めになるように。

マザーボード

こちらもOCしないので、チップセットは下位のモデルで考えます。 規格はATXWifi機能も基本ない方向で良いかな。

メモリ

メモリは32GBを積むことを想定して、以下のような感じ

www.ark-pc.co.jp 17,820円

www.ark-pc.co.jp 29,920円

プラン

プランは以下のように考えます。

  • Intelのハイブリッドコアに触れる(Intel13世代)
  • 1世代前でも問題なし(Intel12世代)
  • 新プラットフォームだけど数年は安心(Ryzen Zen4)
  • この辺りでAMDも経験しておく(Ryzen Zen3)

大きく4パターンです。
共通して言えることは

  • メモリがDDR3-2133 → DDR4-3200 または DDR5-4800
  • PCI-ExpressがGen3 →Gen4
  • M.2が使える

Intelのハイブリッドコアに触れる(Intel13世代)

Intel12世代以上になると、コアの種類が二つになっているようです。
簡単に言うと、今まで通りのパワーのあるPコアとそれを支えるEコアとなります。
Pコアは仮想スレッドはあるが、Eコアはありません。
なので14(6+8)C/20Tのような表記になるわけです。

このプランの基準CPUです。 www.ark-pc.co.jp 54,800円

i5-13600KF + PRIME Z790-P D4-CSM + DDR4

www.ark-pc.co.jp 40,980円

DDR4だとこんな感じ。
メモリも足して合計:113,600円

10万円を超えてきますよねー。
まだ下位チップセット(B760?)が出ていないので、Z790チップセット使用で高めです。 B660だとCPUなしでBIOSアップデートできなさそうなので、考慮から外します。 Z690チップセットならBIOSアップデートできるモデルもありますが、パターンが増えるのでこれも外します。
アップデート済みのものが届くかもしれませんが、確証が多分取れないので通販メインの田舎だと厳しいですね。

i5-13600KF + Z790 PG Lightning + DDR5

www.ark-pc.co.jp 38,980円

DDR5のZ790は、ASUS製品が見当たらなかったためASつながりでASRock製品にて。
メモリも足して合計:123,700円

こうなるとDDR5メモリが高めだと感じますね。

1世代前でも問題なし(Intel12世代)

ハイブリッドではない8C/16Tのパターンも考える。
と思ったのだが、6C/12Tより上は10(6+4)C/16Tだったので12世代ハイブリッド。

このプランの基準CPUです。 www.ark-pc.co.jp 41,980円

i5-12600KF + PRIME B660-PLUS D4 + DDR4

www.ark-pc.co.jp 21,980円

メモリも足して合計:81,780円

良い感じにアップデートできそうです。
現状の満足度を考えると、この辺りが妥当なんだと思います。
B660チップセットが使えるのもお安くできて良い。

i5-12600KF + PRIME Z690-A + DDR5

www.ark-pc.co.jp 35,979円

メモリも足して合計:107,879円

10万は切りたかったところ。
多分他のメーカーのB660で探したら切るかもしれないが、このプランで考えるとDDR5は無視しても良いかな。

新プラットフォームだけど数年は安心(Ryzen Zen4)

CPU側にピンのあるPGAソケットAM4からIntelと同様のマザーボード側にピンのあるLGAソケットAM5に一新したRyzen Zen4さんです。
https://www.amd.com/system/files/styles/992px/private/2022-05/1413018-am5-ryzen-1260x709.jpg?itok=A6N2btzr AMD Ryzen™ デスクトップ・プロセッサーより
ヒートスプレッダがとてもユニーク。

Intelのほうは頻繁にソケットが変わるイメージですが、AMDはしばらく同じ形状を続けるイメージがあるので次に新CPUが出てきても安心感がありますよね。
話によると2025年までは変わる予定はないようです。

このプランの基準CPUです。 www.ark-pc.co.jp 66,800円

Ryzen 7 7700X + TUF GAMING B650-PLUS WIFI + DDR5

www.ark-pc.co.jp 44,980円

メモリも足して合計:141,700円

Zen4になるとDD5しか使えず、価格のこなれてきたDDR4に逃げられないのがネックですね。
でもおそらくIntelが次世代でソケット変えてくるかもと考えると、しばらく運用できそうならこのくらいもありなのかな。
10年近く同じCPU使ってきておいて説得力はないですが・・・

この辺りでAMDも経験しておく(Ryzen Zen3)

初めて自作をしたときからAMDって一度も組んだことがないんです。
で、お安くなっているタイミングなのでさくっと経験するのもアリかなと思う次第。*3
片方しか触れずにあっちが良い、こっちが良いなんて言えないですもんね。

このプランの基準CPUです。 www.ark-pc.co.jp 30,800円

Ryzen 7 5700X + TUF GAMING B550-PLUS + DDR4

www.ark-pc.co.jp 22,700円

メモリも足して合計:71,320円

ここに挙げた中で一番お安いです。
性能アップと同時に、AMDの経験値を取得できます。
取得したから何というわけではありませんが、前述の通り興味はあります。

まとめ

プラン 金額
Intelのハイブリッドコアに触れる(Intel13世代) DDR4 113,600円
Intelのハイブリッドコアに触れる(Intel13世代) DDR5 123,700円
1世代前でも問題なし(Intel12世代) DDR4 81,780円
1世代前でも問題なし(Intel12世代) DDR5 107,879円
新プラットフォームだけど数年は安心(Ryzen Zen4) DDR5 136,700円
この辺りでAMDも経験しておく(Ryzen Zen3) DDR4 71,320円

価格差についてはもっとAMDがお安いイメージがあったのですが、思ったより差はないので両方ともいい感じで競争されてるんだなと感じます。
競争が行われることでより良い製品もできるし、私たちユーザも恩恵が得られるので良いですね。

そしてやはりDDR5メモリだと全体的にやっぱり高めになってしまいますね。
来年にはIntelはB系、AMDはA系のマザーボードが発表されるそうで、この表よりもう少しお安く組めるかもしれません。
AMDは5800X3Dに続く、ゲーム系に有利な3Dキャッシュ搭載版CPUも出るそうです。

ただまぁM.2やそのうちGPUを変えることを考えると、こなれてきたDDR4目線で考えたほうが良さそうな気がしてきました。
AMDにするなら水枕のプレートも変えないといけないし、なんだかんだ予算は膨らんでしまいます。
CPUスペック落とせばもっとお安くできますが、 自作なので何かこだわりや、コンセプトを持って考えたほうが楽しいと思っています。

あとがき

なんかこれを書いている間に、1世代前のマザーボードの安いものが売り切れていって、 例えばAmazonとかでもよくわからないお店が1万くらい高値出しているのを見ると、 自分が考えることは既に誰かが実行に移しているなーと感じます。

それもそうだが、掃除が先かもしれない。

*1:対応するGPUはまだないみたいなので実質Gen4

*2:DDR5がIntelの世代でnative動作が違うみたい?別途考えておこうと思う

*3:経験メインならCPUスペックを落とそうね